取り組み

仙台トカイナカProjectは仙台の農業体験と既存の観光地を繋ぐ新しい観光コンテンツの造成を目指しています。
今年度は従来の観光コンテンツにコンパクトシティ仙台ならではの気軽な農業体験を加え、多様な農作業体験や食体験を通じて
食材王国みやぎを体感し温泉で疲れを癒やす滞在プランの受入環境整備やモニターツアーを行います。

下記、本事業における取り組みをご紹介いたします。

取り組み①

農業体験受入先の選出と受入環境整備

  • 農業体験地として6軒(秋保在来そば、原木しいたけ、曲がりねぎ、井土ねぎ、十符谷のきくらげ、岡田産づくり)の農業体験候補地を選出。
  • 旅行客が農業体験地を検索・訪問できるようGoogleMapを整備。
  • 体験コンテンツ創出のための農業体験候補地の視察と課題の抽出

取り組み②

受け入れ人材の育成

  • 通年での農業体験を可能にする人材の選出。
  • 農学や栄養学の専門家である東北大学発ベンチャー「株式会社 東北アグリサイエンスイノベーション」と共同で、農業体験地の視察とマニュアル作成。

取り組み③

モニターツアーの催行

  • ファミリー向け、シニア向け、インバウンド向けのモニターツアーを催行し、様々な体験内容や行程を試していただきアンケートをいただくことで来年度以降のツアー造成を目指していきます。
  • 2021年10月21日・22日 シニア向けモニターツアー
    秋保在来そばと秋保温泉「蘭亭」グランピング
    仙台市秋保エリアの野尻地区を中心に栽培されている秋保在来そばの収穫見学と、そば加工場見学を行い、今年オープンしたての仙台初のグランピング施設 奥州秋保温泉蘭亭 [杜〜KOMOREBI]に宿泊し、夕食にて秋保在来そばの特別メニューを召し上がっていただきました。
    観光スポットは仙台城址でVR体験をしたり、資料館を見学したり、秋保大滝、秋保神社などを訪問しました。次の日には秋保ワイナリーや遅咲きのひまわりを見学したり、アグリエの森にて買い物やお茶の足湯を楽しんでいただきました。


  • 2021年10月27日・28日 ファミリー向けモニターツアー
    井土ねぎと秋保温泉「蘭亭」グランピング
    仙台市東部の井土地区で栽培されているブランドねぎ「井土ねぎ」の収穫体験を行い、ねぎ加工場を見学しました。その後、野菜をふんだんに使ったビュッフェレストラン「六丁の目農園」にて昼食ののち、鐘崎笹かま館での笹かま手焼き体験や鐘崎笹かま館・七夕ミュージアムにて七夕飾りの歴史を学び、史跡陸奥国分寺・尼寺ガイダンス施設では仙台市職員の方にガイドしていただきました。
    奥州秋保温泉 蘭亭のグランピング施設 [杜〜KOMOREBI]に宿泊し、夕食のBBQにて収穫したばかりの井土ねぎをそのまま焼いて食べていただいたり、井土ねぎを使った特別メニュー「ねぎのアヒージョ」を召し上がっていただきました。
    次の日には、参加者自身で①秋保大滝 ②磊々峡 ③秋保工芸の里の中から選択してもらい、磊々峡と秋保工芸の里に2グループに分かれて観光しました。仙台万華鏡美術館ではいろいろな万華鏡に触れ、クリスロードでは買い物を楽しみ、最後に「パーツクラブ」で仙台七夕吹き流しのキーホルダー作り体験を楽しんでいただきました。


  • 2021年11月10日・11日 ファミリー向けモニターツアー
    秋保在来そばと秋保温泉「伝承千年の宿 佐勘」、曲がりねぎ収穫体験
    仙台市秋保エリアの野尻地区を中心に栽培されている秋保在来そばのそば加工場見学を行い、秋保在来そばが販売されているアグリエの森にて買い物を楽しみました。その後、「そばとガレットあずみの」にて秋保在来そばを使ったそばやそばのガレットなどを召し上がっていただきました。こけし絵つけ体験後、老舗旅館 「伝承千年の宿 佐勘」に宿泊しました。
    夕食では秋保在来そばの特別メニュー「秋保在来そば田楽風」とオリーブオイルで焼いたそばにフカヒレ入りあんかけきのこ汁をかけた「そばの小鍋風」を召し上がっていただきました。紅葉が美しい季節だったので、もみじの小径での散策や、秋保ワイナリーで代表の毛利氏よりワイナリーについてご説明していただきました。
    次の日には、定義如来西方寺で散策をし、食事をしてから、仙台の「うぇすとファーム仙台」にて仙台伝統野菜である曲がりねぎの収穫体験を楽しんでいただき、たくさんのねぎをお持ち帰りいただきました。


  • 2021年11月17日・18日 インバウンド・ファミリー向けモニターツアー
    原木しいたけと秋保温泉「伝承千年の宿 佐勘」、震災復興とりんご狩り
    泉ヶ岳の麓にある仙台一の生産量を誇る熊谷農園にて、ハウス栽培と露地栽培の原木しいたけ収穫体験をしていただき、特別にしいたけの蒸し焼きを召し上がっていただきました。紅葉の美しい加茂神社や輪王寺を訪れた後、仙台城址にて記念撮影を行い、老舗旅館 伝承千年の宿佐勘に宿泊しました。
    夕食では、鱈の白子と海老を蒸し上げて裏ごしして練り上げた「裏白しいたけ」と、しいたけと鴨肉を挟んで焼き上げた「原木しいたけと鴨の挟み焼」を特別メニューとして召し上がっていただきました。夜には天守閣自然公園で秋保ナイトミュージアムのライトアップを楽しんでいただきました。
    次の日には、震災遺構 仙台市立荒浜小学校をガイドしていただき、2021年にオープンした「JRフルーツパーク仙台あらはま」でのりんご狩りを行いました。その後、コロナ後の国際空港での離発着を想定し、仙台空港にてカフェや、フライトシミュレーターや展望デッキなど楽しんでいただきました。


  • 2021年11月24日・25日 シニア向けモニターツアー
    十符谷のきくらげと仙台伝統野菜曲がりネギの収穫体験、作並温泉「鷹泉閣 岩松旅館」
    仙台市北部にある「十符谷(とふだに)のきくらげ」にて、きくらげの収穫を体験したのち、「うぇすとファーム仙台」にて、仙台伝統野菜曲がりねぎの収穫体験を行いました。その後、ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所にてガイド付き見学ツアーと試飲をしていただき、作並温泉 「鷹泉閣 岩松旅館」にて宿泊。夕食では、特別メニューとして曲がりねぎと、きくらげのほか仙台白菜などを仙台味噌で仕上げた小鍋を召し上がっていただきました。翌日は「平賀こけし店」にて、こけしの絵付け体験をしたのち定義山に向い、定義とうふ店で名物 三角油揚げを食べ、定義如来西方寺にて散策をいたしました。


  • 2021年12月14日・15日 インバウンド向けモニターツアー
    十符谷のきくらげと原木しいたけの収穫体験、作並温泉「鷹泉閣 岩松旅館」
    国産生きくらげを年間を通じて栽培している「十符谷(とふだに)のきくらげ」にて、きくらげの収穫体験をした後、泉ヶ岳の麓に位置し仙台一の原木しいたけ生産量を誇る「熊谷農園」にて、ハウス栽培での原木しいたけの収穫体験と露地栽培の様子を見学をしていただきました。その後、国宝に指定されている「大崎八幡宮」を散策し、作並に移動して「平賀こけし店」にて、こけしの絵付け体験をしていただきました。作並温泉で最も古い歴史を持つ、作並温泉「鷹泉閣 岩松旅館」にて宿泊し、夕食にて収穫したきくらげと、しいたけを鴨肉や他のお野菜とともにあんかけで仕上げた特別メニューを召し上がっていただきました。翌日、仙台朝市で散策した後、かつて仙台の染師の町として盛んだった南染師町にある「永勘染工場」にて、トートバックや手ぬぐいの染め物体験をしていただきました。

新型コロナウィルス等の感染予防対策について

本事業は、観光庁地域の観光の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業です。
新型コロナウィルスの蔓延状況により、本事業は内容の変更や中止をする場合があります。

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